手洗いちゃんとできてますか?

実は一年で一番食中毒が多いのが、10月なんです。みなさん知ってましたか?

ここ数年コロナ感染の流行もあり、手洗いの重要性を、色んなとこで耳にします。

今回は手洗いの重要性について、取り上げていきます。

風邪」、「インフルエンザ」の予防にも効力絶大です。

そんな知ってるわ!!って方も、復習のつもりで、読んでいただければ幸いです。

当クリニックInstagram「手洗いちゃんとできてる?」でもまとめております。
そちらもご覧ください、よければフォローしていただけると幸いです。

手洗い
・感染予防の基本の基
ゼンメルワイス
正しい手洗いの仕方
手洗いのポイント

手洗いは、感染予防の基本の基

ウイルスは眼、鼻、口の粘膜から体内に侵入してきます。

実は、人間は無意識に眼、鼻、口に触れているんです。

その頻度は多く、1時間に23回も触れる というデータもあります。1)
3分に1回の頻度で手指が顔に触れているという、驚愕のデータですね。

手指が粘膜に触れる前に、手洗いすることが大切といううことがわかりますね。

手洗いの歴史 「消毒の父」ゼンメルワイス

ちょこっと医学雑学です。

みなさん、ゼンメルワイスっていう医者知ってますか?
手洗いの大切さを発見したにもかかわらず、 報われなかった19世紀の不遇の天才医師。

ゼンメルワイスの肖像画

医療行為は「神業」だと考えられていた当時、 医師の手で病気が運ばれ死に至るという考えは認められず、
「手洗い」についての論文を発表するも、 医学界ではことごとく否定されてしまいました。

彼の死後数年を経て、細菌論、消毒法を確立し、ゼンメルワイスの理論は広く認められるように。

偉大な発見、検証と実証の積み重ね
こういう先人たちの努力が、今の医療の根幹を形成したんです
→今を生きる我々は、感謝しないといけませんね。

正しい手洗いの仕方

(引用)正しい手洗いの手順 http://www.misaki.rdy.jp/illust/iryou/kansenyobou/tearaitemp1/sozaitext/11.htm

手洗いにおける大切なポイント

①石鹸を使って指先や指の間、手首など 細かいところまでもみ洗いましょう(約20秒間)

②洗い残しがないよう流水でしっかりと流します
注)石鹸で10秒+流水で15秒そそぎを2セットすると、菌を100万分の1まで減少させることができます。

清潔なタオルを使って手を拭き、乾燥させます
注)極力洗濯されたものを使いましょう。掛けてあるタオルには、菌がいっぱいいます。

一番大事なことは、こまめに手洗いを行うってことにつきます。

参考文献、URL

1)Rotter M. Hand washing and hand disinfection. In: Mayhall, C. G., eds. Hospital epidemiology and Infection control. Philadelphia: Lippincott Williams & Wilkins, 1999:1339-1355.

http://www.misaki.rdy.jp/illust/iryou/kansenyobou/tearaitemp1/sozaitext/11.htm